テレビに接続している録画用ハードディスクの調子が悪くなって来て、数少ないお気に入りの番組がちゃんと録れていないという事態が続き、とうとうブルーレイレコーダーを購入することに。
そうすると、今度は長年使って来たアナログアンプがいよいよ機能的にデジタル時代のマイノリティであることが決定的となり、これも今日妻に断ったうえで安いデジタル型のアンプに買い替えるべく、潔く購入ボタンを押してしまった。ちなみにお値段はおよそ25,000円也。
これでわが家からアナログでの音声入出力ケーブルで接続する機器はなくなり、スピーカー以外はすべてデジタル入出力ということになる。結婚のために転居した際に買ったマランツのアナログアンプは、15年を経てとうとうその役割を終えようとしている。
最近でこそ、ちょっと内部の接触不良が気になり始めたものの、まだまだ現役でと考えていた一方で、滅多にCDなど聴かない妻から、デジタル入出力しかないブルーレイプレーヤでCDを聴こうとしたら、どうしてスピーカーから音が出せないのかと問い詰められて、かすかな焦りを感じていたのも事実である。
新しいアンプもまたマランツ。これで大学時代から30年間3台続けて同社の製品にお世話になる。別に試聴するわけでもなく、音などはそこそこでいいという割り切りと、この企業に対するある種の信頼があるが故こういう買い方ができるのだろう。
しかしこういう機器の接続配線のやり方はやはり複雑であることには変わりないようで、HDMIとか光デジタルケーブルとかの意味が分からない人には、アナログ時代よりも難しいものになっているのは間違いない。
妻がこうした機器を最低限使いこなせるようになるまでは、しばらく付き添ってあげなければならないだろう。もちろん彼女がやりたいことは以前と何ら変わらない。DVDがブルーレイになっていようがそんなことは一向に意に介さずで、ただ映画やドラマが視たいというだけなのだから。
そして次にこれらの機器が何か問題になるとすれば、十年かそこら経過した後に、子どもから「チッ、おやじ、いつまでこんな古くさいの使ってんだよ」とか言われることだろうか。その頃僕は何枚のCDを手元に残してあるのだろうか。
子どもはスイミング教室の進級テストを無事にクリア。気がつけば5mくらいをバタ足とクロールもどきで泳いでいる。家のなかでは大量のセロテープを使ってなにやら工作をしたり、家の外にお友だちが遊んでいると見るや、ボールやらでお兄ちゃん達とも遊ぶ様になっている。
少しずつではあるが着実に自分の世界ができつつある。いろいろな知識や経験を積んで自分の道を選んで開いていけるようになって欲しい。そんなことは心配することでもないのだろうけど。
ウォーキングに行って午前6時に着いた大さん橋から眺めた横浜港はまだ暗かった。ベイブリッジの彼方でオレンジ色の空がゆっくりと拡がってゆく様は、どんな時に眺めても不思議と僕の心を前向きにさせてくれる。単にその日は仕事がお休みだからというだけなのかもしれないけど。
また音楽の話が書けなかったけど、そちらの方面では、いま僕の中でそれなりのエネルギーでいろいろなことが動いています。
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