この春から生活に新しい展開が3つある。
ひとつは家族に子供が加わって3人での生活を始めること。
10年前に結婚生活を始めた時は、独身生活が終わって生活が一変するだろうと思っていた。というか周囲からそう聞かされていたのだが、実際に暮らし始めてみると、妻も仕事をしていたこともあって、お互いのペースをつかむのに少し戸惑いはあったものの、慣れてみると意外に独身時代と本質的には大差ない生活を過ごしてきた様に思う。
子供ができると生活はかなり変わるというのは、たかだか2週間暮らしてみただけで十分実感できる。それでもまだ妻の母親が手伝いにきてくれていたので、かなり助かっていた部分があるのだが、それも今日でいったん帰っていただくことにした。彼女も疲れるだろうし、こちらもあまり甘えてばかりいるわけにはいかないから。
2つめの新生活は、4年間勤めた関係会社出向を終えて、親会社の元々いた職場に復帰することになったことだ。これは実際には寝耳に水というわけではなかったのだが、僕の部下や周囲の人からするとやや唐突なことだったかもしれない。
この4年間は自分のある意味での能力を試す上でいろいろと有意義なことが多かった。管理職の難しさや、小さいながらも新しいことを立ち上げることの楽しさと苦しさを味わった。いろいろな経歴の部下に恵まれ、いろいろな知識や経験を身につけさせてもらった。
特に最後の2年間弱は、これまでの会社生活のなかで最も有意義な期間であったことは間違いない。大きな問題を抱えてしまった時期もあったが、自分がやりたいと思ってたことを実現する手助けとなり、まだ道半ばではあるがそれなりの成果を実感することもできた。出向を終えるに際して唯一名残惜しいと感じるのは、そのことである。
新しい職場で与えられたミッションは重い。ただでさえ会社全体があまりいい意味でなく極めて緊張している時期である。新しく部下となる2人の若手は、このうえもなく頼もしいようだ。前任者の指導が素晴らしかったのだろう。自分への反省がつのる。
そして、3つめの新しい生活について。これまでこのろぐでは明言を避けてきたが、このたび横浜に小さな土地を手に入れ、そこに新しい家を建てた。あと1週間と少しでそこに引越すことになっている。詳しくは追々書いて行こうと思っている。
別に子供ができたから家を買ったというわけではなく、たまたまタイミングがあってしまっただけである。3つの新生活がこうもきれいに一致するとは思っていなかったというのが正直なところだ。
そんなわけでただいま超慌ただしい毎日である。会社でも家でもなかなかゆっくりとできない。先ほど風呂上がりに体重を量ってみたら、ここ1ヶ月で2キロは確実にやせていた。妻もこれからしばらくは新しい家で子供の面倒を中心に一日中大変な毎日だろうと思う。子供はもちろん、親である自分たちも身体は大切にしなければならない。
次の週末から1週間が引越しが始まる天王山となる。幸いいろいろな準備をかなり以前からしてきたし、今回は引越し業者にお任せする部分もあるので、いまのところは特に焦りはない。ただ少しばかり疲れがたまっている。もしかしたら来週のろぐはお休みさせていただくことになるかもしれない。
このふってわいたようなしあわせを、ながくしっかりとかみしめたいものだ。
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