雨の日曜日、お台場にある日本科学未来館に家族で出かけた。お目当てはプラネタリウムを見せてくれるドームシアター。僕にとっては初めての未来館である。
以前、妻と子どもが来たのは平日だったので空いていたらしいが、今日行ってみるといたるところ行列だらけだった。ドームシアターは土曜日に時間と席を予約していたのでよかったが、すべて完売で当日券はないという具合だった。
出し物は、宇宙とそこに属する万物の起源をテーマにした「バースデイ」という3D映画。その最後に星空を眺めるプラネタリウムの上映が少しだけついている。
20分程の映画は、地球の誕生に始まり、太陽系の惑星、銀河系そして宇宙全体の成立ちへと時間を遡りながら、宇宙全体の構造に関する現時点での推測を説明してくれる内容。つまるところ宇宙にある万物はみな同じ時に誕生したのだと言うお話である。
広大な宇宙の空間と時間の拡がりのなかでは、地球や人類、そして自分という存在などちっぽけなものに過ぎない、ということはいままでも何度も聞いてわかっているつもりだが、日常のなかでは頭のどこかに閉まってあるというのが多くの人の考えだろう。
3Dの映像というのはさほど鮮明なものではなかったけど、広大な宇宙の拡がりに想いを馳せるにはそれなりに説得力のあるものだった。
僕も久しぶりにちっぽけな存在について考えてみたのだけど、結局のところ人間の存在に起因する諸々のことがらは人間にしか共有できないものであり、せいぜい人間にとってしか意味のないものなのだと感じながら、シアターを後にした。
これまでに何度もそういうことを考えたのだと思うが、今回はなぜかそれについて納得感というか現実味というか、妙に腹落ちのある感覚があった様に思えた。
またウォーキングをさぼってしまったなあ、反省...。
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