2/17/2019

アヌアル・ブラヒム「スーヴェナンス」

いま、いくつかの事情でちょうど毎日の生活のリズムやスタイルが少し変わりつつある。そのなかで音楽を聴くことは幸いよい流れにある。

コンピュータの環境を階下に持って来て音周りとともにちょっとリニューアルしたことも手伝って、また音楽に向きあう姿勢がリセットされたようなところもある。

状況が許せばネットワークを経由して従来の2階のリヴィングにある小さなJBLで聴くこともできるので、その意味では楽しみ方の幅も広がってより快適になったと思う。



昨年末からアヌアル・ブラヒムというウード奏者の作品をよく聴いている。

ECMのカタログの中に、彼の近作"Blue Maqams"に僕の好きなDave HollandとJack DeJohnetteが参加しているのを見つけて興味を持った。

聴いてすぐにこのウードという楽器の音色とアラビックモードの魅力に感銘を受けた。デイヴ、ジャックそしてピアノのジャンゴ・ベイツのトリオは完全にアヌアルの音楽の一部として好サポートを供している。

彼のことを知ってすぐに買い足したのが、出身国チュニジアで2010年起こった反政府革命を発端にした「アラブの春」に並行する形で制作が勧められたという"Souvenance"。

この作品は小編成の弦楽オーケストラも加えたCD2枚組の大作。いろいろな意味で彼の音楽を通じた世界観をよく表した作品だと思う。

アヌアルのアラブモードがECMの世界と融合して、陰に陽に極めて美しく素晴らしい音楽に仕上がっている。強くお奨めしたい作品である。

2/11/2019

ラリー オブ 嬬恋 2019

先週はろぐをお休みしてしまいましたが、別に体調が悪かったわけではありません。

群馬県嬬恋村で開催された「ラリー オブ 嬬恋 2019」を今年は家族3人で観戦に行って来ました。

今回は大会本部があるホテルグリーンプラザ軽井沢に宿を取り、軽井沢駅からレンタカーでパルコール嬬恋スキーリゾート近くのスペシャルステージ観戦会場までを行き来しました。

何せ僕は初めての雪道とスタッドレスタイヤ。もう行く前からネットでいろいろと安全運転の心得を調べては、大丈夫かなあと心配する毎日でした。

軽井沢駅を出て峰の茶屋に向かう峠道の登り道の最初のあたりでいきなりスリップして焦りました。下りじゃなくで本当によかったあ。まあそれ以降はなんとか無事に走ることができましたよ。



昨年同様、今回も大前須坂観戦ステージでSS8とSS9をしっかり観戦しました。結構早く着いたつもりだったんだけど、すでに観戦エリアにはそれなりにギャラリーがいて観戦ポジションを確保するのに苦労しました。

子どもは特権で?SS8も前の方の列に入れてもらって観戦。夕方のSS9では次のナイトラリー観戦に移動した人がいたこともあって、3人とてもよいポジションでばっちり楽しめました。

これが15:30スタートのSS9直前に観戦エリアから見たコース。すでに気温は氷点下です。今年はしっかり雪がありますね。


この時点で全日本ラリートップの鎌田選手のスバルWRX STi。やっぱりカッコいい!子どもも大喜びです。


続く2番手の勝田選手。ん?ずいぶんアウトで入ってくるなあ、と思っていたら...


どわぁ!ど迫力!


こうなります(笑)カメラの先には走り去る車があるはずなんですが...。
憧れの雪弾浴びでした\(^o^)/。


昨夜のナイトコースでスピンしてこの時点で3位の新井選手。ん〜やはり貫禄の走り。


結局、この日は朝の11時過ぎから夕方4時20分までほぼ6時間、この何もない(トイレもありません)日中氷点下の観戦エリアで家族3人過ごしました。

妻と子どもは後半雪の上にシート敷いて座り込んだのでかなり冷えたようです。カイロとスキーウェアと登山靴が大活躍。僕はもうスキーやらないだろうけど、やっぱり買っといてよかったです。

帰る間際に駐車場の氷道で滑りコケてしまいましたが、先のスリップとそれ以外には大した事件にも遭わずでありました。



ホテルグリーンプラザは、昨年泊まったパルコールよりは食事やお風呂が断然充実でお値段も3人で3万円台とリーズナブルでありました。

さらに大会本部があるので、食堂やお風呂で選手をはじめ大会関係者と一緒になれるのは嬉しいです。

バイキングで肉団子を取っていたら、となりに世界の新井さんがいたのでビックリ(笑)。ラリーの皆さんは気さくでほのぼのしているのがいいです。

当初の予定では、翌日も早朝から子どもと二人で大前須坂のSSを観戦に行こうかと思っていたのですが、朝ごはんの時間より早く出なければならないのと、雪が氷に変わって路面が心配されたこと、そして、せっかくサービス(出場各車のメンテナンス基地)がある会場に来ているので、2日目はSS観戦はやめてサービスを楽しむことに。

ちょうどチェックアウトの時間と前半のSSを終えて各車がサービスに戻る時間が近かったので、今回はそうした様子をしっかりと観ることができて正解でした。

最終日後半に備えてタイヤ交換の真っ最中の新井選手のスバル。サービスの時間はおよそ1時間です。


直前のSSで雪に突っ込んでフロントを破損してしまった天野選手のヴィッツ。ふわふわの雪に突っ込んでるように見えますが、実際にはラジエターからエンジンルーム、タイヤハウスにまで雪が一瞬で入ってカチカチに凍りついてしまってます。


サービスを終えてレース終盤に向かう鎌田選手。


子どもと手を振って見送りましたが、この後、無念のスピンで大きなタイムロス。結果は惜しくも2位になってしまいました。やっぱり雪のラリーは難しいのですね。



サービス見学を堪能した後は、ラリー会場を離れて軽井沢駅に戻って車を返し、ママお楽しみのアウトレットショッピングへ。

しかし、僕と子どもは暇を持て余してしまい、子どもは中庭に雪が積もっていると見るや恒例の雪遊び(笑)。ホント好きだねえ、いくつになっても。


あっという間だったけど楽しい嬬恋・軽井沢の旅でありました。



ということで、年初から体調崩して大変でしたが、このラリーオブ嬬恋に向けての調整には間に合って、ようやく復活した感じであります。

建国記念日の3連休は、子どもの野球チームの合宿の予定でしたが、寒波の影響であえなく中止となってしまいました。

横浜も少し降積雪して気温も低い日々でしたが、先週末が嬬恋でああいうことだったので、今週もまたちょっと寒いなあという感じであります。

土曜日に子どもと二人でちょっと近所をうろうろした際に、新山下にリニューアルしたドンキホーテのテナントでお昼を食べたら、隣にゲーセンが(!)。


すっかりモータースポーツにハマっております。